その時のコンディション(振れ幅)をお互いに見る
- はじめに
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人は時や状況によってコンディションは異なる。その時の状態にお互い目を向ける
- 要約
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体調が悪いとき、仕事やプライベートでショックなことが起きたときなどのネガティブなケース、環境変化、いいニュースが自分のなかで飛び込んできたときなど、その時の状況によって人の状態が変わることを認識せずに話を進めてしまう場合がある
- 状況
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いつもと比べてパフォーマンスがでない
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いつもだったらしないはずのミスをする
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いつもとなんか違う
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なんか様子が違うように見える
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- 問題
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お互いのコンディションなどを踏まえないと会話が成り立たないことや期待がずれてしまうなどが起きる
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調子が悪いまま続けることによって、その状態が続いたり、より悪化する
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場合によっては体調不良、長期休みなどにつながる
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配慮しないことで影響考えないスケジュールで無理に進行してしまう
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- フォース
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人はいつも同じコンディションをもてるものではない
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人生において色々なことが起きるので本人も意図せずに影響を受けてしまうこともある
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人によって影響幅が異なることを認識せずに自分の感覚の軸で相手を見てしまいがち
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自分だけではコンディションの変化に気づけない可能性もある
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自分のコンディションで相手のことがみえない場合もある
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コンディションのアップダウンが弱点とおもっていたり、評価に影響するとおもって隠したい
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- 解決方法
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今日の気分がどうなのか、今向き合った相手が元気があるのか、ないのかといった「今の状態」を見ることを意識する
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普段との違いを感じたり、聞ける範囲で理由を尋ねる
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違和感を相手に伝えてみる
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自分の状態を相手に共有する(例;今日は元気ない、つかれていてきけないなど)
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仕事に影響する感覚をもった出来事はプライベートであっても共有してみる
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すぐに解決に急ごうとするのではなく、状態を認識するが大前提
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今日の体、心の天気や5段階評価など聞いてみる
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可能であれば自分が認知していた状態と相手からみた状態との違いを認識する
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- 結果状況
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会話しているときの相手の状況にたいしてお互い会話ができるので、その時のコンディションにあった会話をすることができる
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話すことによって自分のコンディションを認識することができる(再確認含めて)
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- 使用例
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最近Aさんの様子がおかしい気がした。前はしなかったようなミスが目立つし、気持ちも暗いような気も。本人に声をかけたときの反応も気のせいか悪い感じがした。
今日話す場ができたので、正直にきいてみることにした。本人もなんか調子が上がらない自覚はあったものの、すぐどうにかなるだろうと思っていて、他からみてそこまでわかるほどではないと感じていた様子。
プライベートなこともあるから無理に全部話す必要はないと伝えていくことにした。そのうえで仕事にどんな影響がでていそうかを一緒にすり合わせていくことにした。話しながら相手も気持ちが整理していっている様子だったので、今できることを一緒に探っていこう。