相手を変えようとしない

はじめに

相手に変えて欲しいことがある。しかし、実際のところ他人から何かを言われたところで、変化するのは難しいのではないだろうか?相手を変えようとはせず、まずは、双方の理解を進めるようにしよう。

要約

1on1において、相手と信頼関係を構築しながら共に向上するためには、相手だけを変えようとしてはならない。対話の中で、お互いの認識を確認し合いながら、双方が自分自身の振る舞いやその結果について気づきを得ることによる成長機会を得て双方変わっていくことが重要だ。

状況
  • 1on1する相手に、何か問題を感じたり、期待に応えて欲しかったり、振る舞いを変えて欲しいと思ったり、気がついて欲しいと考えていたりしている

問題
  • 相手が望んでもいないのに自分の直してほしいポイントを言ってしまう

  • 相手だけに変容を求めて、相手を否定してしまう

  • 相手に対する期待が一方的に高く、それを押しつけてしまう

  • 信頼関係を破壊してしまう

フォース
  • 無意識に相手の価値観、言動を変えようとする

  • 「ダメなことは直すべき」という固定観念がある

解決方法
  • 相手を理解する姿勢をもち自分自身も変化しながら、信頼関係を構築する

  • 相手の課題について「改善したら嬉しいな」と脇におく

  • 自分が望むような変化が叶わない本質的な理由を理解しようとする

  • 別の解決方法が浮かぶような双方の理解を進めるための対話の場と捉える

結果状況
  • 双方が自分自身の振る舞いやその結果について気づきを得ることによる成長機会を得る

  • 互いの信頼関係を構築できている

  • 自分の振る舞いの変化や捉え方の変化がきっかけで、相手の良い部分が捉えられるようになる。

使用例

なかなか仕事を覚えない部下や検討違いな方向に進む部下、いつもプロジェクトを炎上させる施策を平気で行う上司に対し、「こんな簡単なことを、なんでもっと上手くやってくれないんだろう。これぐらい上手くやればいいのに」と思うことは多い。それを丁寧に伝えたとしても相手が改善する兆しもない。そうするうちに相手に対してイライラが募ることが多いだろう。

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