自分の感情を言葉にする
- はじめに
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自分の感情を冷静に言語化して相手に伝えてみよう
- 要約
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一人一人の感情を大切にできる組織が、効率的に課題解決を行いながら業務を行うことが可能だろう。
全員の気持ちが同じ方向を向くことはないし、他人の感情を知ることも難しい。
組織の中で感情的に振る舞ったり、逆に感情を押し殺してしまわなくてもいいように、1on1の中で感情を冷静に言葉にして伝えるようにしてみよう。 - 状況
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みんなの感情がわからないし自分も発信していない
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理論的なことだけが需要視されてメンバーの感情は無視されている
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組織の中で、あからさまに不機嫌さを表す人がいる
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誰かがいきなり感情を爆発させる
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SNSや転職サイトに負の感情を書かれる
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- 問題
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感情的に振る舞ったり、逆に感情を押し殺してしまうことで、組織のパフォーマンスが最大化しない
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- フォース
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感情を出すことは良くない事だという既成概念
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感情を知られたくないという感覚
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捉えにくい感情を言葉にする難しさ
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- 解決方法
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嬉しいこと、楽しいこと、嫌なこと、苦しいことなど明確な何かからで良いので常に冷静な言葉で共有する
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自分含めて誰かの一時の感情は、その人の全てではない共通認識を持った上で会話する
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聴く側も相手の感情に耳を傾けながら言語化を手伝うようにしてみる
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- 結果状況
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チームのメンバーのある一時点の感情が共有可能になり、嫌々業務を遂行しないようにお互いがお互いの感情を大切にできることで、組織パフォーマンスが向上する
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SNSや転職サイト等への悪評の書き込みリスクが低減する。
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- 使用例
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メンバーとの1on1でキャリアや目標について会話をしていても、上辺だけの目標設定になっており、ありきたりだったり本人の熱量の感じにくい会話になっていた。
そこで、実際に今の仕事について楽しいことや嬉しいこと、さらには苦しいことや辛いことをお互いに話す様にした。
最初は言いづらさがあったが徐々に具体例だけでなく理由まで会話できるようになってきたので、理由を話す際に出来る限り実際の現場で感じた感情も言語化できるよう、互いに丁寧に耳を傾けて聞くことにしてみた。 - 関連パターン