あえて解決を急がず、状況を解明する
- はじめに
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仕事全般において、問題解決を急いでしまうことが多い。1on1の場においては、すぐに解決を目指さない方がいいこともある。
- 要約
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よく行われる「会議」は、結論が大事だったり、解決することが大事だったりする。だから、1on1でも解決を目指すことになりがちである。しかし、まずは対話し、お互いがお互いを理解していくことが大事になる。だから、「解決を目指さない」ことがいいケースもある。
- 状況
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関係者が多い、複雑な問題であるなど、じっくり話した方がよい課題がある
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しかし、ただ話しているだけだと行動していないようである
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すぐに解決できるものばかりを優先してしまう
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- 問題
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状況理解や心理面のケアが後回しになる
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真の課題が見えなくなり、場当たり的な解決になってしまう
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- フォース
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短期的に成果を出そうとしてしまいたい
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話すだけになると、時間がムダになるような気がして怖い
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知ってる範囲の事柄で今の解決してしまいたい
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でてきたものは解決するべきだと思っている
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- 解決方法
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冒頭で「解決を急がず、まずは状況を話そう」と提案し、互いに合意する
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いつの間にか解決を話していた場合は、結論を次回に先送りしてみる
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- 結果状況
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状況がクリアになる
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話すことで、心理面の不安が小さくなる
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- 使用例
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ここ最近の1on1をふりかえってみると、何か進捗報告的な場になって、直近で課題となったものを取り上げて、すぐに解決しようと動いているものばかりだった。
例えば関係者が多いからずっと棚上げにしている問題や、個人の状況の話のようなすぐに解決しないようなことはないだろうか。そういったものを掘り起こしてみて、現在の状況整理と理解に努めてみよう。