大きな問題・課題には本腰入れて取り組む

はじめに

心理的ハードルがあって避けたい問題でも、いつかは取り組まないといけない。問題・課題を1つ取り上げて、集中して向き合うことができるとよいだろう。

要約

何度か1on1をしていく中で、取り組むには重い腰を上げねばならないが、向き合うべき問題・課題がお互い見えてくる。その際には、背景や感情と合わせて、問題・課題に直接向き合うことができるとよいかもしれない。

状況
  • 取り組むべき大きな問題・課題が見えてきた

  • その問題・課題はなんとなく避けているが、向き合うことで得られることもありそう

  • ただ、問題・課題が大きかったり、複雑だったりして、取り組むのが億劫である

  • 結果、取り組みを先送りにしてしまう

問題
  • 先送りにしてしまうことで、解決すべき事柄が溜まっていく

  • 結果、本来解決すべき問題が解決しないままになる

  • 時間がかかりそうな問題から目をそむけてしまう

フォース
  • 短い1on1の1セッションで解決策を出したい

  • 1on1自体が短い時間の中で、成果の出やすい他の小さな問題に取り組みがちになる

  • エネルギーを使わないといけないことが見えているから、避けたい

解決方法
  • ロングバージョンなどとして、普段の1on1よりも長めの時間をとる

  • 合宿などとして、普段とは違う場所で開催してみる

結果状況
  • 時間をかけて議論することで、中長期的に取り組むべき大きな課題・問題の解決の糸口がみえる

使用例

何度も1on1をやってきて、取りかかって成果が出るような事柄はやってきて、それなりに成果もあがってきた。このタイミングで、少し重たいけど重要な事柄に、本腰を入れて取り組んでみよう。
例えば、他の人も巻き込んだ部署の方向性を議論したい内容があると、これは1on1の当事者2人だけでは解決できないから、どうしても後回しにしがちになるし、労力もかかる。でもここで取り組むことで、せめて解決の糸口を見つけたい。
これは特別な1on1と位置づけて実施してみるといいかもしれない。例えば時間を長くするとか、割込が入りにくい普段とは違う場所でやってみるなどだ。

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